3月11日、東京へ出ていて地震に遭遇しました。
一日足止めになっただけで12日に無事帰宅することができましたが
部屋のPCであらためて惨状がわかって、言葉もありません。
今連絡が付かない方もどこかで避難されて、無事でありますように
被害がこれ以上広がりませんように
お祈りいたします。
ニュースで被害状況を見ていても恐ろしいばかりで
でも見ているしか出来なくて、まったく平常と変らない京都で
落ち着かない・・・
今回の東京行きは10日の夕方からアンサンブルの合わせをして
11日午前中レッスンを受けて、帰る(18切符で。)と言う予定でした。
ほぼ予定通りすんで、午後2時50分ごろ武蔵小杉の駅に着いたときがたがたっと。
最初はこんな大事とは思わず、列車がとまり再開のめどは立たないと言われても
じゃあ、再開するまで中で待っていよう、と思う。
川崎まで代替バスが出てる、とアナウンスがあって大多数の人が乗ったあとも川崎まで行ってもね、という人がかなり電車内に残っている。
2時間くらい中にいただろうか。その間(ボックスシートにいたのだけど)向かいの女子大生がiフォンを持っていて
「・・・横浜駅前のボーリング場の天井が落ちたそうです」
「お台場が燃えてるらしいです」
「関内の天井も落ちたって・・・」
これはかなりヤバイんでないの、と話していているうちにアナウンスで列車から全員下ろされ
私は電車の中にいれば最悪夜を過ごすことになっても寒さはしのげるし、大丈夫と思っていたのでここで俄然不安に。
同じように思っていた人は多かったみたいで、駅員さんに「この寒いのにせめて電車を開放してくれないか」「バスに乗れってったって乗ってどこ行ったらいいのよ、行くとこないのよ」と言っているおじさんがいました(同意)
女子大生と一緒にいったん駅を出て、スーパーに入ってみる。
私はレッスンのあと前から行って見たかった駒場東大前のパン屋で二食分くらいパンを買っていて
先生のお家で水筒にお湯も貰っていたので一晩くらいはしのげると思っていたけれど
・・・一晩で済むんだろか、とふと気が付いて500mlのペットボトル2本と苺を1パック購入。
どのみち先へは行けそうにないし、ホテルを探そうか、でも武蔵小杉ってホテルなさそうね・・・ひょっとしてそろそろとでも電車動くかな?なんて話して駅の階段に座っていると
「階段の通路を確保します!」「座らないでください!」・・・駅も封鎖されてしまって。
女子大生は藤沢に住んでいて、新宿にもおばさんがいるけど連絡もつかないしどうしよう、と考えあぐねている様子。
日も暮れてきて、野宿は避けたいので駅員さんにホテルは近くにないか聞いて、もういっぱいかも知れませんが・・・といわれるもとりあえず向かってみる。
満室です。(どこかないでしょうか?)
10分くらいあるきますが~~ホテルがあります。
女子大生と一緒に向かう・・・でもさ、もう満員かもね。。。
もっと早く動くべきだったかな?でもこんな大事とは思わなかったよね、などとぽつぽつ話しながら歩く。
車も渋滞してるし(信号は点いていた。信号が消えて渋滞が酷い、という所もあったよう)
自転車で食料品をたくさん下げて走っている人も多数。
新丸子近くになるとコンビニも締めている。停電してる所もある(してない所もある。不思議だった)
ホテルに到着・・・でも真っ暗で。
フロントには人がいて、やはり満室です、と断られて帰っていく人も。
とりあえず、駄目そうだけど聞いてみる?・・・やはり満室。
電話をかけたいという女子大生が(携帯はメールは使えたけど電話はストップしてしまっていたので)ロビーの公衆電話を試しているあいだ、ソファに座り込んで(へたっていた、ともいう)壁の付近図を見ていると、お客様、お一人くらいでしたらなんとかなります、停電してるのでエアコンもお湯もエレベーターも使えませんが、と言ってもらえて。
ありがとうございます、あの、もう一人一緒に部屋にいてもいいですよね、と無理やり頼む。フロントのおじさんはえっと言う顔をしながらもツインの部屋の鍵をくれる。「お二人で5000円で結構です」
女子大生は持ち合わせがないから駅に戻る、というけれど、いや、もう電車動かないよ、暗くなってるのにそんな無謀なことしないで朝になってから行動したほうがいいよ、と一緒に非常階段で七階の部屋へ行く。
非常灯が入り口に付いていて部屋は真っ暗ではないし、エアコンはつかなくても風も(当然)なく気密性がよいらしくかなり暖かい・・・ほっとする。
現在
友達からのメールで「関東の電力の備蓄が底をつくらしい、関西からも電力を廻すので一人ひとりが節電を」と呼びかけてきました。
PCを切って、もう寝ることにしましょう。